登山には複数で
山登りは、可能なかぎり複数で登ることを心がけてください。
どうしても単独で登りたい人は、それなりの危険を自覚して、慎重な行動を心がけるべきでしょう。
たとえば、石につまずいて転倒、道を踏み外してケガ、体調を崩してしまったなどの、いろいろな原因で「動けなくなる」可能性があります。
そういうとき、単独の登山だと、そのまま遭難事故になりかねません。
また登山が一般化するにしたがって、登山中に「変な人に会った」という訴えが増えています。
「しつこく同行を申し込まれて不愉快だった」といったことも多いようです。
こんな時も複数で登山していれば、安心です。
登山は、計画的にしましょう。
そして家族や友人のだれかに、登山計画を知らせておきましょう。
どんなに簡単な登山であっても、「目標の山」「予定の日程」「同行者の氏名・電話番号・年齢・血液型」「持っている装備や食料」などを、計画書という形で残しておくことです。
「家族が山に行くといったまま帰ってこない」というので対策を考えようとしても、どこにだれと行ったのかも皆目わからないというのでは、手の打ちようがないのです。
登山靴のはき方
足にフィットした靴をはく足を入れたときに、あたるところや締め付けられるところがなく、全体にゆったりした感じがするもの。
使用する靴下をはいて、靴のつま先に指をいっぱいもっていき、かかとの部分に指が1本入るくらいです。
登山靴は、靴ひもを調節して歩きやすくします。
靴ひもは、きつく締めると足が痛くなり血行も悪くなりますが、反対にゆるすぎると、靴のなかで足が動きすぎてつめを傷めたり、靴全体が重く感じられたりします。
登リでの靴の締め方登りでは全体に靴ひもはややゆるめにすることで、急な斜面でも足をフラットに置く事ができます。
下りでの靴の締め方下りでは足を締めつけない範囲で、靴ひもをしっかり締める必要があります甲の部分の締めつけが弱いと、足が靴のなかで動き、靴ずれやつめを傷めります。
山のなかでの行程をよく考えて、「登りがしばらく続くから、靴ひもの上のほうをゆるく」「ここからは急な下りがずっと続くから、靴ひもをしっかり締め直そう」と注意する習慣を身につけることがたいせつです。
購入したときの靴ひもが長いからといって、足首に巻きつけてから結ぶ人がいますが、とくに革靴の場合は型くずれの原因になります。
長すぎる靴ひもは、フックにひっかかったりして、転倒の原因にもなります。
ゆるめに締めた状態で、あまった靴ひもはカットしてしまいましょう。
健康的な登山
登山はだれでも楽しめるものです,社会人の山岳会が台頭し、中高年の登山者が激増することによって、山は若者だけのものでも健常者だけのものでもなくなりました。
義足でエベレストに登り、末期ガンの患者が集団でモンブランに登頂する時代です。
あらゆる人が登山を楽しめる時代になったのです。
そうはいっても、ある程度の制約を受ける場合もあります。
無理をしないで健康的な登山を楽しみたいものです。
高血圧で医者に登山を止められているのに、どうしても登りたいと、登山を強行し、結局登山中に体調を崩し、そのほかの参加者全員に迷惑をかけてしまった事例もあります。
特に心臓病、肺機能に不安のある人は、充分な注意が必要でしょう。
登っている途中でも、下っている途中でも、そこから病院へ行くには、やはり人手や時間もかかるのです。
緊急を要する発作にみまわれる疾病を抱えている人は、充分な計画と知識の元で山に入るべきでしょう。
最低限、家族の理解は必要でしょう。
家族の理解が得られないまま、山にでかけることのないようにしましょう。